堂々としたスタイリング
今月トミカより登場したエクストレイルは、2023年ではサクラに続く2車種目の日産車投入となる。
これまでもT31、T32型がトミカ化され、3世代連続通常ラインアップ入りを果たした当車は、より堂々としたスタイリングや深みのある上質なカラーを手に入れてやってきた。
スケールは先代T32時代と同じ1/63。1/66スケールでやや細身であった8月発売のCX-60と比べると、かなりワイドな印象である。
ボディカラーはカーディナルレッドを模したメタリックレッド。単色ではなくピラーブラック化やシルバーアクセント表現などリアリティ強化も欠かさない。
初回カラーも車種初設定。こちらはシンプルなホワイトカラーで、変更は最小限にとどまっている。
ここからは細部表現に迫る。
リア回りは特にタンポ表現が光る場所で、CIや車種ロゴはもちろん、この車に欠かせぬ技術である「e-POWER」「e-4ORCE」のロゴも再現。ここの表現とボディカラーを照らし合わせることで、このモデルはX e-4ORCEをモチーフにしているのでは?という予想がつく。
フロント周りは、まずグリル造形に注目。線の1本1本が立体的に表現され、奥深さを出している。
そしてヘッドライトも単なる塗装ではなく、シグネチャーを表現することにより、精悍な顔つきとしている。
消防指揮車時代含め、約2年ぶりに復活したトミカのエクストレイル。サイズ感の継承と、細部表現の進化が極まったハイレベルな1台に間違いないだろう。