ミニカーニューモデル紹介#7 ホットウィール 日産 シルビア NISMO R-tune PROTO


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2000年代の香り

今のニスモといえば白かグレーで赤いアクセント付きというのが特徴だが、00年代のニスモはシルバー基調でレッド、ブラック、シルバーのラインが入ったデザインが主流だった。

そして11月18日、まさにそんな香りを感じられるシルビアR-tuneプロトがホットウィールより日本デビューを果たした。


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モチーフとなったのは現行CIに切り替わった2005年のD1SL仕様。類似仕様で東京オートサロン2004出展車もあるが、そちらはニスモロゴが旧タイプのため今回のベースではない。


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D1車両らしく、ストライプでは終わらせずに多くのグラフィックやスポンサーで彩ったサイドビューは賑やかそのもの。中でもニスモスポーツクラッチの製品名である「SUPER COPPERMIX」ロゴとそのキャラクターが一際存在感を放っている。


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リアビューではナンバープレート配置が変更されたことにより、実車により近づけたレイアウトとなっている。リアスポイラー形状は純正ものとなっているが、低めのルーフやワイドなボディ形状によって違和感の無いスタイリングとなっている。


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細部表現に迫る。

バンパーこそ純正形状+スポイラー追加でせり出しは少なめだが、スポンサーロゴは実車通りの位置に配置され、なおかつ明瞭さも兼ね備えてリアリティを高める。

ヘッドライトはタンポだが、複雑な内部形状まで再現されている点はさすがプレミアムと言える。


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サイドにおいては前述のSUPER COPPERMIXロゴが良く目立つ。カラーリングの微妙な変化も捉えられており、ストライプやキャラクターとの棲み分けがはっきりとしている。


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リアとルーフ周りでは、まず最初にウィンドウの「ADVAN Neova」ロゴが目立つ。もちろん現在でも存在するブランドではあるものの、00年代のレースゲームで良く見かけたロゴであるため、筆者にとってはある種の懐かしさを感じるロゴ表現である。

ルーフにはサイドと同じSUPER COPPERMIXのロゴとキャラが配置され、全方向においてこの製品が主張されていることがわかる。


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ホイールは5本スポークのブラックカラーで、実車装着のNISMO LMGT4を意識した脚廻り仕様となっている。


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ゲームのコラボや映画物の再現などに用いられてきたHWのS15シルビア。

そんな中でも今回のバリエーションは少し懐かしい雰囲気を味わえる、極端に言えば当時感をこれでもかと詰め込んだ1台である。