最初に
いつもSERIEミニカージャンクションをご覧いただきありがとうございます。
ミニカーカタログシリーズについて、今回のシティから5号先のAZ-1まで、当初の予定より大幅に遅れての掲載となります。申し訳ありません。
ただし、予定車種についてはほとんど撮影が完了していますので、掲載までもうしばらくお待ちください。
今後とも当ブログをよろしくお願い致します。
長くなりましたが、ここから本編に入ります。
不朽の完成度
2018年前後に始まった1/64サイズのカプセルトイミニカーブーム。ただそのほとんどが新しめの軽自動車や商用車で、普通乗用車のモデル化はそれほど盛んではなかった。
そんな中2020年11月、1台のクラシックコンパクトカーのモデル化によって、カプセルトイミニカーは新たなフェーズに突入することになる。
その主役が、ホンダ シティである。
再現されたのは最上級のRグレード、フェンダーミラーという特徴から、昭和58年のドアミラー規制撤廃以前のモデルと考えられる。
カラーバリエーションは、
・レッド
・イエロー
・ホワイト
・ブルー
の4色。
無彩色をできるだけ避けた、視覚的に楽しいカラー選択となっている。
特徴的なトールボーイスタイルが印象に残るサイドビュー。ホイールベースも違和感なく、1/64サイズの範疇でのびのびとしたモデリングが施されていることが分かる。
スパンと切り落としたような潔いリアスタイルは、ウィンドウやリアランプなどが角張り、パーツの一つ一つにもまとまりを感じられる。
細部表現に移る。
フロント周りは、バンパー、ボンネット、フェンダーミラーは別パーツ、ヘッドランプはクリアパーツなどパーツごとに作り分けられクオリティアップを達成している。その他のグリルやウィンカーレンズも塗装やタンポで表現されている。
ホイールはオプション物のデザインを表現。80年代のホンダ特有の個性的デザインが上手くとらえられている。
この他サイドマーカーやモールも表現されている。
リアでは3連ランプそれぞれが塗り分け表現されている他、各種ロゴもタンポで表現されている。
300円の価格帯で、ここまでこだわりを詰め込む。
ダイキャストに拘らなければプラでもここまでリアルさを追求でき、いつになっても色褪せないデザインが味わえるという、プラモデルメーカーの本気が窺える1台である。