ミニカーカタログ#23 アオシマ 日産 Be-1


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個性主張は新たなステージへ

2020年11月のシティ登場によって、カプセルトイミニカーのバリエーションが幅広くなり始めた。

それをさらに加速させる形で、再びアオシマから400円クラスの新製品として、シティ発売からわずか1ヵ月後の短いスパンで投入された車種、それがBe-1である。


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可愛らしい丸ライト、黒の縁取りでスッキリとしたスタイル、実車ホイール再現。一昔前のダイキャストミニカーですと説明しても、しばらくは気付かれないであろう全体のクオリティの高さだ。


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カラーは下部のカタログ物と上部のアオシマオリジナルで構成され、

カタログ物は

・パンプキンイエロー

・ハイドレインジアブルー

オリジナルは

ブラックベリー

・ピーチピンク

の計4色をラインアップ。

どれもカタログカラーに用いられた、植物名×色命名されているため、単車種かつ多バリエーションのミニカーによくある、浮世離れしたバリエーション展開を防いでいる。


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サイドビューは非常に伸びやかで、シティとは違うふんわりとした雰囲気が伝わる。

ただしどの仕様でもそうだが、このアングルでは尻下がり感が否めないのもまた事実である。


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スタイル面で最も丸みを帯びた部分であろうリア。特にリアハッチ面の滑らかさは秀逸である。


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細部表現に移る。

フロントはライトがクリアパーツ、バンパープロテクターやライトの縁取りなどは塗装表現となっている。


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ホイールは黒センターキャップが装着された純正スチールを表現。

ホイール本体のカラーは、パンプキンイエローのみイエロー、その他はホワイトとなっている。


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リアでもプロテクターは塗装表現されている他、3連ランプもそれぞれが独立したメリハリある表現。特徴的な車種バッジもタンポ表現されている。


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内装は、全車でシートが暖かみあるベージュカラーに塗装されている。ここに100円アップの恩恵があると言えるだろう。


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外面も内面もお洒落に。

このBe-1こそ、今に続くカプセルトイミニカーにおける精密再現の新たなステージを築いた1台と言えるだろう。