ミニカーニューモデル紹介#12 トミカ アキュラ インテグラ


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世界は広い

トミカにおけるインテグラは、39年前登場のクイントインテグラから歴史がスタート。93年に廃盤後は沈黙が続いたが、サブシリーズのプレミアムからは3代目のタイプRが、トミカリミテッドヴィンテージNEOでは2代目がそれぞれモデル化。

そして今年、メインシリーズとして約30年ぶりに登場したインテグラは、一味違うスタイルでのモデル化となった。


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その一味違うスタイルとは、「日本未導入の日本メーカー車」。これまでも、フォードフォーカスRS500やスパイカーC8ラヴィオレットSWBなど、日本未導入の外国メーカー車はモデル化されてきたが、日本メーカーの北米展開ブランドで未導入車のトミカ化というのは、おそらく特注物を除くとインテグラが初である。


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そもそもアキュラとは、1986年に展開スタートした、ホンダ北米部門の高級ブランド。

このインテグラのように高級路線ながらスポーティーさも主張するのが現在のブランドスタイルとなっている。


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話をスタイルに戻す。

兄弟車のシビックとはまた違う伸びやかな5ドアスタイルに、逆スラントノーズでアグレッシブな印象となっている。


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アキュラではRSXとして販売された、4代目インテグラを意識したようなリア周り。

ハッチゲートの取っ手部分が再現されていないためか、テールランプから下がシンプルすぎるような印象だ。


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このインテグラには初回特別仕様が設定されている。

どちらも再現グレードは後述の細部表現からAスペック、カラーは通常がアペックスブルーパールを模したブルー、初回がパフォーマンスレッドパールを模したレッドで、珍しく無彩色が用いられない構成となっている。


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細部表現に移る。

フロントではアキュラの象徴、逆ペンタゴングリルが別パーツ、下部開口部分は塗装で、どちらもメッシュ部分まで表現されている。

ヘッドライトは黒の下地にシグネチャーとサイドマーカーがタンポで表現されている。


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フロントフェンダーにはAスペック専用ロゴがタンポで表現されている。

ブラック塗装のホイールと相まって、スポーティーイメージを高めている。


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リアにもAスペック専用ロゴがタンポ表現され、テールランプはレッド単色塗装となっている。

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初回特別仕様ではテールランプがブラック塗装に変更。精悍な印象を高めている。

両者共にスポイラーはボディ一体での表現となっている。


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そしてルーフ部にはサンルーフがタンポ表現されている。開閉機構こそないが、雰囲気的にはバッチリだろう。


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海外専売の日本メーカー車という、少々特殊な形でトミカに再登場したインテグラ

現行のトミカには、実質的兄弟車のシビックタイプRもラインアップされているため、スタイルの違いやエンブレムの違いを通して、海外に向けて作られた日本車もあるという、世界の車についての知見を増やすのにもってこいな1台とも言えるだろう。