ミニカーニューモデル紹介#16 トイズキャビン ダイハツ ミラジーノ


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「充実」の一言に尽きる

町の量販店で買えるダイキャストミニカーは日々進歩し、リアリティに磨きがかかっているが、その分ギミック減少や価格上昇も伴っており、ホイールやその他パーツにこだわるとなれば800~1,000円台超えになっているのが現状。

そんな中で、今日本で拡大しているミニカーカテゴリーが、プラスチック製でも細部まで作り込まれているのが売りのカプセルトイ。ホイール表現までありながら、同じ表現ありのダイキャストミニカー比で約1/2ほどの価格。なおかつこれまで3インチサイズで登場しなかった個性的な車種も多く登場し続けている。

ジムニーFMC前後から広がりを見せているこのカテゴリーに先日加わったのが、今回ご紹介するミラジーノである。


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再現されたのは後述の細部表現から、2002年8月以降の後期モデル。そして標準タイプとミニライトスペシャルを模した仕様の2タイプ構成となっている。


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ボディカラーは個性豊かな全6色。

 

標準仕様(上半分)は右から、

・ラベンダーメタリックオパール

・グレーメタリック

・パールホワイトI

の比較的落ち着きのあるカラーを設定。

 

対するミニライト風仕様(下半分)は右から、

・ブリティッシュグリーンマイカ

・カーディナルレッドマイカメタリック

・マジョリカブルーマイカメタリック

と、無彩色一切なしの個性を更に主張するカラーを設定していて、それぞれのグレードでキャラクターがはっきりとしている。


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フロントの強調でフェンダー実車に比べて平らになっているような気がするものの、全体的に破綻することなくまとまったサイドスタイル。


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ベース車の雰囲気残るリアスタイルだが、フロント同様のオーバーライダー装着で、クラシカルな装いを後端まで維持している。


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ここからは細部表現。

フロントの共通装備はユーザー取り付けのフロントオーバーライダー、クリアパーツの灯火類、ライトカバー表現。

フロントグリルはそれぞれで違い、ミニライト風はグレード専用装備のイエローフォグ付き、標準車はフォグレスタイプとなっている。


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ホイールも2タイプ。

ミニライト風は専用装備の8本スポークを、標準は12個の肉抜き穴を配置したホイールカバーを表現している。


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リアは全タイプ共通。

テールランプとリアオーバーライダーはユーザー取り付けの別パーツによって精巧な造りを実現。

更に後期型の特徴、バックドアガーニッシュ部のダイハツエンブレムや鍵穴など細かい所まで抜かりなく表現されている。


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内装は再びグレードで差別化されている分野。

ミニライト風はブラックで外見のスタイリッシュさを損なわないカラー選択。一方標準はベージュ内装を採用し、無彩色多めの標準グレードの外装に華を添えるカラー選択となっている。


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2タイプ・外装全6色・内装全2色。

カプセルトイとしても、他のミニカーを含めて見ても驚異的なバリエーションの多さで登場したトイズキャビンのミラジーノ

400円という、カプセルトイでは高めの価格設定ではあるものの、それに見合うクオリティ、ついつい集めたくなってしまうというカプセルトイの特性をしっかり捉えたバリエーション展開、その全てに「充実」の一言が似合う1台だろう。

 

向こう1ヶ月の掲載予定


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ブログ管理人のSERIEです。

2月も終わりに近づいていますが、今月もトミカのZ NISMOホットウィールオートザムスクラムなど、大手ミニカーメーカーから話題作が登場しましたが、それと同じくらい注目したいのがカプセルトイのミニカー。

発売延期となっていた、トイズキャビンのミラジーノがついに発売となりました。引き続きカプセルトイのミニカーにおける可愛らしい車のラインアップが増えて、心が和むデザインの車種セレクトを楽しみにしたいですね。

さて、ここからは表題の掲載予定について。

3月末までの掲載予定は、

・3/3 ミニカーニューモデル紹介#16 トイズキャビン ダイハツ ミラジーノ

・3月上旬 ミニカーカタログ#22 アオシマ ホンダ シティ R

・〃ミニカーカタログ#23 アオシマ 日産 Be-1

・〃ミニカーカタログ#24 アオシマ 日産 PAO

・3月中旬 ミニカーカタログ#25 スタンド・ストーンズ 日産 キューブ

・〃 ミニカーカタログ#26 アイピーフォー ダイハツ コペン LA-L880K ディタッチャブルトップ

・〃ミニカーカタログ#27 トイズキャビン マツダ オートザムAZ-1

となっています。


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簡単に表せば、3月の当ブログは「個性的な車月間」。多様な可愛らしさや楽しみ方を備えたミニカー達を多くご紹介できればと思っています。

なお3月発売のトミカ トヨタ シエンタトミカリミテッドヴィンテージNEO 日産 スカイラインGT-Rは入手出来ましたらご紹介いたします。


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3月もSERIE ミニカージャンクションをよろしくお願い致します。

ミニカーニューモデル紹介#15 トミカ 日産 フェアレディZ NISMO


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試作基調からの脱却

トミカの現行ラインアップ、No.59に標準のフェアレディZがラインアップされ、発売時からこれまでに数々のバリエーション展開が行われてきた。

そんな中昨年夏に突如発表されたのが、Z NISMOトミカ化決定。

そこから約半年、遂に全国のミニカーコレクターのもとにZ NISMOがやってきたのである。


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待望とも言うべきZのニューバリエーション、NISMOトミカ版。

カラーリングはプリズムホワイト/スーパーブラックを模したパールホワイトツートン。

往年の240ZGを思わせる顔つきも実に魅力的だ。


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エアロフォルムで、標準よりさらに低くどっしりと構えたサイドスタイル。


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リア回りも、新造形ディフューザー&スポイラーと、ホイールアーチ追加でワイド感の増したスタイルへと変貌している。


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もちろん初回版も設定。昨年11月に登場したGT-R NISMOとのカラー被りを避けるためなのか、カラーはNISMOステルスグレーを模したソリッドグレーが採用されている。


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GT-R NISMOのグレーと比較してみると、Z NISMOのほうがブルー感が増しているように思える。


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細部表現に移る。

フロントでは標準車で塗装+タンポだったライトがクリアパーツ+タンポに昇格。フロントグリルは別パーツで新造形、さらにフロントスポイラーはシャシ一体表現となっている。


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さらにサイドでは、標準車で塗装表現だったステップがシャシ一体に昇格している。


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リアではスポイラーが、ボディ一体成形はそのままに、ダックテイルタイプにすることでボディラインの流麗さを際立たせている。

リアフォグ部分やバンパー左右凹凸の表現も加わり、さらにスポーティーな印象となっている。

リアガーニッシュは標準と変わらず別パーツ、マフラーもシャシ一体。その他各種ロゴ類はタンポ表現となっている。


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内装も変更され、シートがニスモ標準のバケットタイプが表現されている。

(※ボディ全高の関係で見えづらくなっています。ご了承下さい。)


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新たにトミカラインアップへ加わったフェアレディZ NISMO

細かい改善を積み重ね、更にスポーティーになった姿は、まさに試作基調デザインから脱却したといえる造り。

妥協すること無くクオリティの高さを極めた、ストイックな1台と言えるだろう。

ミニカーカタログ#21 日産 フェアレディZ(2022)


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注目が絶えない存在

2020年9月、現行RZ34型フェアレディZのプロトタイプが発表された際に、横浜日産本社ギャラリーで大きな告知もされずにお披露目されたトミカのプロトタイプ版。

その時は販売時期や価格も未定だったが、発表から1年5ヵ月後、遂にその時はやってきた。


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2022年2月、遂に市販バージョンの発売が開始された。

再現されたのは後述の特徴からVersionST、カラーはブリリアントシルバー/スーパーブラックを模したメタリックシルバーのツートンカラー。このカラーリング選択に、トミカで2002年に発売されたZ33フェアレディZを感じさせる。


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そして、決してプロト版が幻になったわけではなく、初回特別仕様として無事に市販化されている。

再現されたのは後述の特徴からVersionT、カラーはイカズチイエロー/スーパーブラックを模したメタリックイエローのツートンカラーとなっている。


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ブラックルーフやサイドステップなどで、かなり引き締まった印象のサイドスタイル。


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Z32を思わせるテールランプ一体ガーニッシュとディフューザーによって、レトロさと新しさを融合させたリアスタイルは、トミカでもしっかり表現されている。


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細部表現に移る。

フロントでは、ライトが塗装で、そこにシグネチャー部分がタンポ表現されている。フロントグリルでは上中部と下部での模様の違いがしっかり捉えられ、凹凸もはっきりとしている。


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ホイールはブラックの4本スポークタイプ。メッキ塗装されていないことにより、シンプルなこの車のスタイルを邪魔しない足廻りを実現している。


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サイドステップは塗装、Z固有ロゴはタンポでの表現。固有ロゴの方は、実車に比べて少しZの主張が顕著なように思える。


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リアではガーニッシュは別パーツで、そこに日産CIやテールランプ形状がタンポで表現されている。リアスポイラー、ディフューザーはボディ一体表現、マフラーはシャシ一体表現となっている。


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初回版では少し違い、ボディ一体型リアスポイラーが無くなり、車名ロゴがリアハッチ部にタンポで表現される形になっている。


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内装部分では、VersionT及びVersionST標準の丸みを帯びたヘッドレスト形状のシートが表現されている。

(※ボディ全高の関係で見えづらくなっています。ご了承下さい。)


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現行Zのトミカは、画像のJMS2023仕様のように、これまで多くのバリエーションが生み出されてきたものの、多くが1ヶ所限定や懸賞物など逃したら一溜りもない物が非常に多く、コンプリートが非常に難しいトミカに早くもなりつつある。

店舗限定のような、もう少し入手難易度が下がるようなバリエーション展開に期待したい。


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試作品で終わらせるのではなく、バリエーションや変更を加えて市販化していくということに意味がある、トミカの現行Z。

この段階ではライトやサイドステップ部分など、作り分けが進んでいない部分も少なからずあったが、その点は今月発売されたZニスモが克服している。

2台ラインアップ体制が構築され、ニスモが熟成された表現を主張するのならば、この標準Zは、試作品時代に似たシンプルさを主張し、常にバリエーション展開で一定の存在感を放ち続けている1台と言える。

 

 

ミニカーカタログ#20 ホットウィール カスタム '70 ホンダ N600


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ちょっと威張った子犬

アメリカ車はもちろん、ヨーロッパや日本のヒストリックカーも満遍なく商品化している近年のホットウィール

もちろん日本生まれの軽自動車/小型車もここ5年ほどで、架空車含めて5~6車種ほどが新規金型でデビュー。

その中で2021年に登場した1台が、今回紹介するホンダ N600である。

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アイボリーと言う可愛さを隠しきれないカラーリングに、チンスポイラーやオーバーフェンダーを装着してやんちゃな印象の外観となっている。

この他にもカラーバリエーションとして、グリーン、ホワイト、レッドが登場している。f:id:SERIE:20240214235900j:image

サイドビューは、この車特有のコンパクトさが光る。

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それもそのはず。全長が既に登場しているシティターボIIと変わらないのだ。

しかし実車ではシティがN600比で+30cm程の差があり、シティがかなりのデフォルメを施されていることが分かる。

それに対してN600は、シティとホイールベースが同じながら、余裕をもって窓枠の間隔が取られているため、いかに少ないデフォルメでこの小ささを表現しているかが分かる。

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リアは70年代のホンダハッチらしい縦長ランプとハッチの蝶番が配置され、エアロパーツなどの装飾はなし。

フロントとは正反対の、シンプルで親しみやすいデザインといえる。

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細部表現に移る。

フロントグリル、ライトなどの表現はタンポで分けられ、中心のホンダエンブレムは、しっかり「600」の文字が見えるほど細かく表現。

そしてウィンカー部分も表現されていることにより、愛くるしい顔つきに磨きをかけている。

カスタム仕様の特徴とも言うべきチンスポイラー付きバンパーは、メッキ塗装でシャシ一体表現となっている。

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ホイールは落ち着きのある、小径5本太スポーク。スポイラーやオーバーフェンダーに順応して細スポークを選択するのではなく、太スポークにすることによって、ゆるさとレトロさを両立した足廻りとなっている。f:id:SERIE:20240215204129j:image

リアは灯火類、ホンダエンブレム、プレートがタンポ表現で、バンパーとマフラーはフロント同様、メッキ塗装でシャシ一体表現となっている。

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一段とコンパクトな可愛らしいボディに、少しだけスポーティーな装飾。さながら活発な子犬のような雰囲気を持つホットウィールのN600は、1つでもたくさんでも楽しい、トゥーンドとはまた違う魅力を持った1台といえる。

 

ミニカーカタログ#19 トミカプレミアム トヨタ スープラ


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磨き上げられた「最高」

R34スカイラインGT-RセリカGT-FOURの登場により幕を開けた、トミカプレミアムの日本車拡充路線。これまで通常トミカで登場したモデルのリメイク物も多くラインアップ入りしているが、その中でも根強い人気を誇る1台が、2017年4月登場のA80スープラである。


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カラーはシルバーメタリック、再現グレードは96年MC後モデルで、シートの特徴からSZもしくはRZ-Sのオプション装着車と思われる。


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オプション物サイドマッドガードや大径ホイールの再現により、スタイリッシュかつ低く構えたサイドビュー。


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リアスポイラーの装備やマフラー表現が施されていることで、堂々と、かつスポーティーなリアビューとなっている。


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細部表現に移る。

フロントではライトがクリアパーツ、ウィンカーやサイドマーカーは塗装で表現。

また、フロント下部がブラック塗装されたことにより、さらに精悍な顔つきになっている。


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ホイールはRZ標準、その他の全車オプション設定だった17インチ5本スポークタイプを表現。センターキャップの凹凸やスポークの配置まで忠実に再現している。


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リアはスポイラーが別パーツとなり、通常トミカ時代と比べ物にならないほどのスリムさを実現。

さらにテールランプ部分は、四眼でそれぞれ異なる色でタンポ表現。さらに車名プレートやロゴ類も表現され、フロントに比べて賑やかな印象となっている。


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ギミックは通常トミカ時代と同じ左右ドア開閉を採用。その先に見える内装はシート外側と内側でわずかに色が分けられている。f:id:SERIE:20240214164025j:image

2005年に通常トミカ版の廃盤以来、約11年ぶりにプレミアムで再登場したスープラだったが、2019年7月に2年3ヵ月で廃盤。

しかし、廃盤1ヶ月後の2019年8月にはタカラトミーモール版でレッドが、昨年12月にはトミカくじでブルー、ブラック、グレーがそれぞれ登場しており、バリエーションについてもかなり充実しているといえるだろう。

それだけに、廃盤から5年が経過しようとしている今でも、早期で通常版が廃盤となったことが悔やまれる1台である。

ミニカーカタログ#18 トミカプレミアム トヨタ セリカ GT-FOUR


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可能性を広げた、隠れた名作

2014年スタートのトミカプレミアムは、当初はチューンドカー、特殊形状の緊急車両、さらには小惑星探査機も展開する、それまでのトミカシリーズと比べると型破りなラインアップを展開。

その方向性が覆ったのが2016年2月。日本の90年代スポーツカーとして、新たなナンバリングで2車種が登場し、ここから、それまでトミカ化されたかは関係なく、日本の名車が多く展開される方向へと向かっていくこととなる。

1車種目は今もラインアップに鎮座するロングセラー、11 スカイラインGT-R V-SpecII Nür 。

そして2車種目が、今回紹介する 12 セリカ GT-FOUR である。


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再現されたのはST205型。ホイールやリアスポイラーの特徴から前期WRC仕様車の再現で、ボディカラーはスーパーホワイトIIを模したソリッドホワイトとなっている。


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200系セリカならではの丸みを帯びた滑らかなボディラインにWRC仕様車専用リアスポイラーがそびえ立つ、勇ましさを感じられるサイドビュー。


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リアビューではスポイラーの主張がさらに強まり、それに加えて3連テールランプで鮮やかさも高めている。


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細部表現に移る。

フロントは灯火類が全て塗装表現。複雑な丸目4灯故に仕方がないことだろう。

その他ボンネットやグリルのメッシュが表現され、スポーティーさを抜かり無く表現している。


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ホイールはGT-FOUR前期標準の3本スポークタイプ。実車がガンメタ塗装に対して、プレミアムではシルバー塗装のためか、少し主張が強くなっている。

サイドマーカーもしっかりオレンジ塗装にて表現されている。


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リア周りは、リアスポイラーが別パーツ、リアランプ、ハイマウントストップランプは塗装、各種ロゴはタンポ、マフラーはシャシ一体と徹底した作り分けによりハイリアリティを実現している。


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現在のトミカプレミアムのような方向性へと舵を切り始めた泰明期の1台、セリカGT-FOUR。2016年の時点でこのハイクオリティさを誇っていたものの、残念ながら2017年7月に1年5ヵ月程で廃盤、さらに今日に至るまでノーバリエーションと、プレミアムの乗用車枠ではトップクラスに不遇な扱いを受けてしまっている。

イエローやレッドのようなビビッドカラー実車設定があっただけに、個人的にはくじでも、付属品でも、どんな形であれ展開して欲しいと思う1台である。